退職してしばらくしたあと、元上司や店長から、
「また戻ってこない?」
「人が足りないから少し働けない?」
「条件を変えるから戻ってきてほしい」
と連絡が来ることがあります。
退職時にはいろいろあったとしても、声をかけてもらうと、
「せっかく誘ってくれたのに断りにくい」
「もう戻るつもりはないけど何て言えばいい?」
「次の仕事について言わないと断れない?」
と迷うこともあるでしょう。
戻るつもりがないなら、
「お声がけいただきありがとうございます。ただ、今後についてはすでに決めていますので、今回は辞退させてください」
と返せます。
詳しい事情まで説明する必要はありません。
この記事では、退職後に元職場から「戻ってこない?」と誘われたときの返し方を、やわらかく断る場合、短期間だけ頼まれた場合、条件を変えると言われた場合、何度も誘われる場合まで紹介します。
- 「戻ってこない?」と言われたら何て返す?
- 角を立てずに断りたい場合
- 「人手不足だから少しだけ」と言われた場合
- 「前より条件をよくする」と言われたら
- 次の仕事が決まっている場合は何て言う?
- まだ次の仕事が決まっていない場合
- 元上司からLINEで誘われた場合
- メールで「戻ってきてほしい」と言われた場合
- 「一度話だけでも聞かない?」と言われたら
- 「考えておいて」と言われたら何て返す?
- 一度辞めた理由を聞かれたら?
- 「みんなも戻ってきてほしいと言ってる」と言われたら
- 「前より働きやすくなったよ」と言われたら
- 「いつかなら戻れる?」と聞かれた場合
- 何度も「戻ってきて」と連絡が来る場合
- 元職場との関係は残したい場合
- 逆に少し迷っている場合はどう返す?
- 戻ることを検討するときに確認したいこと
- 「戻ってこない?」への返事で避けたい言い方
- 断ったあと別の仕事の質問をされたら
- まとめ|戻るつもりがないなら感謝したうえで結論を伝える
「戻ってこない?」と言われたら何て返す?
戻る意思がないなら、
声をかけてもらったことへのお礼+戻らないという結論
を伝えるとまとまりやすくなります。
たとえば、
「お声がけいただきありがとうございます。ただ、今後についてはすでに決めていますので、戻ることは考えていません」
と返せます。
もう少しやわらかくするなら、
「お声がけいただけてありがたいのですが、今のところ戻る予定はありません。お気持ちだけありがたく受け取らせてください」
でも構いません。
相手に悪意がなくても、自分が戻るつもりがないなら、期待を持たせる返し方にしない方がその後のやり取りは進みやすくなります。
角を立てずに断りたい場合
以前お世話になった職場から誘われると、はっきり断ることに抵抗を感じる場合があります。
そんなときは、感謝を先に伝えます。
やわらかく断る例文
「ご連絡ありがとうございます。また声をかけていただけてうれしいです。ただ、今後については別の方向で考えているため、今回は辞退させてください」
と返せます。
また、
「お声がけいただきありがとうございます。せっかくですが、現在は戻ることを考えていません」
という言い方もできます。
お世話になったことにも触れる場合
「在職中は大変お世話になりましたし、また声をかけていただけたこともありがたく思っています。ただ、今後については別の方向で進むことにしています」
と伝えられます。
感謝を伝えることと、誘いを受けることは別です。
「人手不足だから少しだけ」と言われた場合
元職場から、
「人が足りないから1か月だけ」
「繁忙期だけ手伝って」
「週1回だけでも」
と頼まれることがあります。
短期間と言われると断りにくく感じるかもしれません。
短期間でも戻るつもりがない場合
「大変な状況なのは理解していますが、現在の予定もあるため、お手伝いすることは難しいです」
と返せます。
もう少しやわらかくするなら、
「お声がけいただきありがとうございます。ただ、現在の予定との調整が難しいため、今回はお力になれそうにありません」
でも構いません。
「週1だけ」と条件を変えられた場合
「ご配慮いただきありがとうございます。ただ、勤務日数にかかわらず、今のところ戻る予定はありません」
と返します。
相手が条件を変えるたびに新しい理由を考える必要はありません。
「前より条件をよくする」と言われたら
退職理由が勤務時間や待遇だった場合、
「時給を上げる」
「勤務時間を変える」
「希望のシフトでいい」
など、以前よりよい条件を提示されることがあります。
それでも戻るつもりがないなら、条件について一つずつ反論しなくて構いません。
条件に関係なく戻らない場合
「条件についてご配慮いただきありがとうございます。ただ、条件だけが理由ではなく、今後について考えたうえで決めていますので、戻ることは考えていません」
と返せます。
詳しい理由を話したくない場合
「ありがたいお話ですが、今後の予定を含めてすでに決めていますので、今回は辞退させてください」
とまとめます。
「条件が悪いから戻らない」という話にすると、さらに条件交渉が続くことがあります。
戻る意思がないなら、結論に戻す方が簡単です。
次の仕事が決まっている場合は何て言う?
すでに別の職場で働いていたり、次の仕事が決まっていたりする場合は、それを理由に断ることもできます。
次の仕事が決まっていると伝える場合
「ありがとうございます。ただ、すでに今後の仕事が決まっているため、戻ることは難しいです」
と返せます。
詳しい転職先は言いたくない場合
「今後についてはすでに決まっていますので、戻る予定はありません」
だけでも十分です。
「どこで働いてるの?」と聞かれても、詳しく答えたくなければ、
「詳しいことは控えていますが、新しい環境で働いています」
と返せます。
次の勤務先を詳しく言いたくない場合は、関連記事の「パートを辞めるとき「次の仕事は決まった?」と聞かれた場合の答え方」も参考にしてください。
まだ次の仕事が決まっていない場合
次の仕事が決まっていないと、
「じゃあ戻ってきたら?」
と言われることがあります。
しかし、次が決まっていないことと、元職場へ戻ることは別です。
次が決まっていなくても戻らない場合
「まだ次については検討中ですが、元の職場へ戻ることは考えていません」
と返せます。
詳しい理由を話したくない場合
「今後についてはこれから考える予定ですが、一度退職した職場へ戻る予定はありません」
と伝える方法もあります。
「次が決まっていないなら戻るべき」という話に付き合う必要はありません。
元上司からLINEで誘われた場合
退職後、元上司や店長からLINEで、
「今、人が足りないんだけど戻ってこない?」
と送られてくることがあります。
LINEなら簡潔に返せます。
やわらかく断るLINE
ご連絡ありがとうございます。
また声をかけていただけたことはありがたいのですが、今後についてはすでに決めていますので、今回は辞退させてください。
と送れます。
カジュアルな関係なら
ご連絡ありがとうございます。
声をかけていただけてうれしいです。
ただ、今のところ戻ることは考えていません。すみません。
くらいでも自然です。
メールで「戻ってきてほしい」と言われた場合
元上司などからメールで正式に誘われることもあります。
その場合も、基本は同じです。
メールで断る例文
○○様
ご連絡いただきありがとうございます。
またお声がけいただけたこと、大変ありがたく思っております。せっかくのお話ではございますが、今後についてはすでに別の方向で進むことを決めているため、今回は辞退させていただきます。
お気遣いいただき、ありがとうございました。
と返せます。
長い退職理由を再び説明する必要はありません。
「一度話だけでも聞かない?」と言われたら
断ったあと、
「とりあえず話だけ」
「条件だけ聞いてみない?」
と言われることがあります。
話を聞く気がないなら、その段階で断って構いません。
面談も断りたい場合
「ありがとうございます。ただ、戻ることは考えていないため、お時間をいただいてお話しすることも今回は辞退させてください」
と返せます。
電話を提案された場合
「お気遣いありがとうございます。ただ、意思は決まっていますので、お電話でのお話も大丈夫です」
とやわらかく断れます。
「話を聞くだけなら」と受けると、その後また断る必要が出てくることがあります。
意思が決まっているなら、最初から断る方がシンプルです。
「考えておいて」と言われたら何て返す?
一度断ったのに、
「すぐ返事しなくていいから考えておいて」
と言われることがあります。
本当に考えるつもりがないなら、保留にする必要はありません。
その場で断る場合
「ありがとうございます。ただ、意思は決まっていますので、今回は辞退させてください」
と返せます。
少しやわらかく返す場合
「お気遣いありがとうございます。ただ、今のところ気持ちは変わらないと思いますので、今回は大丈夫です」
と伝える方法もあります。
「考えます」と答えると、後日また返事を求められる可能性があります。
一度辞めた理由を聞かれたら?
「戻ってこない?」という話から、
「何が嫌だった?」
「何を変えれば戻れる?」
と、退職理由を改めて聞かれることがあります。
詳しく話したくないなら、再び説明する必要はありません。
理由を広げない場合
「退職時にもお伝えしましたが、一つの理由だけではなく、今後について考えた結果です」
と返せます。
条件交渉にしたくない場合
「何か一つを変えていただければ戻るということではありません。今後について考えたうえでの判断です」
と伝えます。
退職理由を詳しく言いたくない場合は、以前の記事「試用期間で退職理由を詳しく言いたくないときの伝え方|聞き返された場合も解説」の考え方も使えます。
「みんなも戻ってきてほしいと言ってる」と言われたら
元上司から、
「みんなも戻ってきてほしいって言ってるよ」
「職場のみんな待ってるよ」
と言われることがあります。
うれしい気持ちと、戻らない気持ちは両立します。
感謝だけ受け取る場合
「そう言っていただけるのは本当にありがたいです。ただ、戻る予定はありません」
と返せます。
気持ちはうれしいと伝える場合
「皆さんにそう言っていただけるのはうれしいです。ですが、今後については別の方向で進むことにしています」
と伝えます。
「みんなが言っている」という言葉に対して、一人ずつ説明する必要はありません。
「前より働きやすくなったよ」と言われたら
退職後に職場環境が変わり、
「今は前と違うよ」
「人も増えたし働きやすいよ」
と誘われることもあります。
それでも戻らないなら、
「変わったと聞けてよかったです。ただ、私自身は今後別の方向で考えていますので、戻る予定はありません」
と返せます。
元職場が改善されたことを否定する必要はありません。
職場が変わったことと、自分が戻るかどうかは別です。
「いつかなら戻れる?」と聞かれた場合
今回の誘いを断ると、
「今は無理でも、半年後なら?」
「また状況が変わったら連絡していい?」
と聞かれることがあります。
将来も戻るつもりがないなら、期待を残さない返し方ができます。
将来も戻る予定がない場合
「今後についても元の職場へ戻ることは今のところ考えていません」
と伝えます。
将来のことまでは決めたくない場合
「先のことまではわかりませんが、現時点では戻る予定はありません」
と返す方法があります。
将来の可能性まで完全に否定する必要がなければ、現時点の意思だけを伝えても構いません。
何度も「戻ってきて」と連絡が来る場合
一度断っても、
「やっぱりどう?」
「条件を変えたけど戻らない?」
と何度も連絡されることがあります。
その場合は、少し明確に伝えます。
二度目以降ははっきり断る場合
「何度かお声がけいただきありがとうございます。ただ、戻る意思はありませんので、今後この件についてのお誘いは大丈夫です」
と返せます。
さらに連絡が続く場合
「以前もお伝えしたとおり、元の職場へ戻る予定はありません。この件についてはこれでお返事とさせてください」
と区切ります。
毎回違う理由を説明しなくても構いません。
元職場との関係は残したい場合
戻るつもりはないものの、
「元上司や同僚とは今後も普通に付き合いたい」
という場合もあります。
その場合は、誘いだけ断ります。
関係を悪くしたくない場合
「今回は戻れませんが、また声をかけていただけたことはうれしかったです。ありがとうございます」
と返せます。
仕事の誘いを断ることと、人間関係を断つことを一緒にする必要はありません。
逆に少し迷っている場合はどう返す?
「絶対に戻らない」とまでは決めておらず、
「条件によっては考えてもいい」
と思うこともあります。
その場合は、すぐ了承せず、まず内容を確認します。
詳しい条件を聞く場合
「お声がけいただきありがとうございます。現時点では決められないので、勤務条件について一度詳しく教えていただけますか」
と返せます。
少し考えたい場合
「ありがとうございます。すぐには決められないので、一度考える時間をいただけますか」
と伝えます。
ただし、本当に戻る可能性がないなら、「考えます」と保留にする必要はありません。
戻ることを検討するときに確認したいこと
少しでも戻る可能性がある場合は、
なぜ今回声をかけられたのか
勤務条件は以前と何が違うのか
以前辞めた原因は変わっているのか
一時的な人手不足の穴埋めなのか
などを確認した方が判断しやすくなります。
ただし、この記事では出戻り転職そのものの判断ではなく、あくまで「何て返すか」を中心に扱います。
迷っているなら、
「一度条件を確認してから考えたいです」
と即答を避けることができます。
「戻ってこない?」への返事で避けたい言い方
断りにくいからといって、曖昧な返答をすると誘いが続きやすくなります。
「また考えておきます」
本当は戻る気がないなら、相手は返事を待つことになります。
「今回は辞退します」
と結論を伝えた方がわかりやすくなります。
「今忙しいので」
「今がダメなだけ」と受け取られ、
「じゃあ来月は?」
と再び誘われる可能性があります。
戻る予定がないなら、
「今後も戻る予定はありません」
と伝えます。
元職場への不満を全部言い直す
「人間関係が嫌だった」
「給料も低かった」
などを改めて説明すると、
「そこは改善した」
「条件を変える」
と交渉が続くことがあります。
戻るつもりがないなら、詳しい理由ではなく結論を伝えましょう。
断ったあと別の仕事の質問をされたら
「戻らない」と伝えたあと、
「今どこで働いてるの?」
「今の仕事はどう?」
と話が続くことがあります。
詳しく話したくないなら、
「今は新しい環境でやっています。詳しいことはあまり話していないんです」
と返せます。
仕事の誘いを断ったからといって、自分の現在の状況を詳しく説明する必要はありません。
また、元職場から業務についても連絡が来る場合は、関連記事の「退職後に元職場から連絡が来たとき何て返す?対応したくない場合の返し方」も参考にしてください。
まとめ|戻るつもりがないなら感謝したうえで結論を伝える
退職後、元職場から、
「戻ってこない?」
と誘われたら、戻るつもりがない場合は、
「お声がけいただきありがとうございます。ただ、今後についてはすでに決めていますので、今回は辞退させてください」
と返せます。
「人手不足だから少しだけ」
「条件をよくするから」
「みんなも戻ってきてほしいと言っている」
と言われても、意思が変わらないなら新しい理由を追加する必要はありません。
「ありがたいお話ですが、戻る予定はありません」
という結論に戻せば十分です。
何度も誘われる場合は、
「今後も戻る予定はありませんので、この件についてのお誘いは大丈夫です」
と、もう少し明確に線を引くこともできます。
大切なのは、声をかけてもらったことへの感謝と、自分が戻るかどうかの判断を分けることです。
誘ってもらったからといって、戻る意思まで曖昧にする必要はありません。

