入社してまだ1週間。
それでも、
「このまま続けるのは難しい」
「想像していた仕事とかなり違った」
「早めに辞めたい」
と感じることはあります。
一方で、勤務期間が短いほど、
「たった1週間で辞めるなんて何て言えばいい?」
と上司への伝え方に迷いやすくなります。
上司から、
「まだ1週間だよ?」
「判断するには早くない?」
「もう少し続けてみたら?」
と言われることまで考えると、なかなか切り出せない人もいるでしょう。
退職意思が固まっているなら、短期間であることへのお詫びは伝えつつ、「退職したい」という結論まで曖昧にしないことが大切です。
たとえば、
「入社して間もない中で大変申し訳ありませんが、今後について考えた結果、退職したいと考えています」
と伝えることができます。
この記事では、入社1週間で辞めたいときの最初の一言から、理由を聞かれた場合や「早すぎる」と言われた場合の返し方まで紹介します。
入社1週間で辞めるとき最初に何て言えばいい?
いきなり仕事中の上司に、
「今日で辞めたいです」
と切り出すより、まずは落ち着いて話せる時間を作ってもらう方が会話を進めやすくなります。
対面で声をかけられるなら、
「今後の勤務についてご相談したいことがあります。少しお時間をいただけますか?」
と伝えます。
面談になったら、
「お時間をいただきありがとうございます。入社して間もない中で申し訳ありませんが、今後について考えた結果、退職したいと考えています」
と結論から話します。
ここで重要なのは、
「短期間で申し訳ない」
という気持ちと、
「退職したい」
という結論を分けることです。
謝罪だけが長くなってしまうと、上司からすると「何の相談なのか」がわかりにくくなります。
入社1週間だからこそ意識したい伝え方
勤務期間が短い場合、「もっと詳しく説明しないと納得してもらえない」と考えがちです。
しかし、説明を増やしすぎるとかえって話が複雑になることがあります。
申し訳なさだけを長々と話さない
入社して1週間しか経っていないと、
「採用してもらったのに」
「教えてもらったばかりなのに」
と申し訳なく感じることがあります。
その気持ちは、
「入社して間もないところ、このようなお話になってしまい申し訳ありません」
と一言伝えれば十分です。
そのあと、
「ただ、今後について考えた結果、退職したいという意思は固まっています」
と続けます。
「本当に申し訳ありません」を何度も繰り返してしまうと、退職意思より謝罪の方が強く伝わってしまうことがあります。
退職したいという結論を曖昧にしない
退職すると決めているのに、
「ちょっと続けるのが難しいかもしれなくて……」
「辞めようかなと思っていて……」
と伝えると、「まだ迷っている」と受け取られやすくなります。
退職意思が固まっているなら、
「退職したいと考えています」
または、
「退職する意思は固まっています」
と結論を伝えます。
短期間だからといって理由を作り込みすぎない
1週間で辞めるとなると、
「それなりの大きな理由を言わなければ」
と考えることもあります。
しかし、理由を作り込みすぎると、さらに質問されたときに話がぶれやすくなります。
本音を詳しく言いたくないなら、
「実際に勤務する中で、自分が想定していた働き方との違いを感じました」
など、自分の中で一つ軸を決めておく方が伝えやすくなります。
入社1週間で辞めるときの上司への伝え方例
伝え方は、自分の退職意思の強さや、上司との関係によって少し調整できます。
できるだけやわらかく伝えたい場合
「お時間をいただきありがとうございます。入社してまだ間もない中で大変申し訳ないのですが、実際に勤務する中で今後長く続けることが難しいと感じ、退職したいと考えています」
短期間での申し出への配慮を入れながら、結論も伝える形です。
上司との関係を悪くしたくない場合にも使いやすいでしょう。
退職意思が固まっていることを明確にしたい場合
「入社して間もないところ申し訳ありませんが、自分なりに考えた結果、退職する意思は固まっています。今後の進め方についてご相談させていただきたいです」
「辞めるべきかどうか」の相談ではなく、退職に向けた今後を相談する形にしています。
引き止められそうな場合はこちらの方が話を進めやすくなります。
退職理由はどう伝える?
入社1週間で辞めたいと伝えると、
「何があったの?」
「どうしてそんなに早く?」
と理由を聞かれることがあります。
必ずしも本音をすべて詳しく話す必要はありません。
たとえば、
「実際に勤務してみて、自分が想定していた仕事内容や働き方との違いを感じました」
と伝える方法があります。
また、詳しい事情を話したくない場合は、
「個人的な事情も含めて今後について考えた結果、勤務を続けることが難しいと判断しました」
という言い方もできます。
詳しい退職理由を話したくない場合は、関連記事の「試用期間で退職理由を詳しく言いたくないときの伝え方|聞き返された場合も解説」も参考にしてください。
「まだ1週間だよ?」と言われたらどう返す?
入社直後の退職では、勤務期間の短さを指摘されることがあります。
ここで「確かにそうですね」とだけ答えてしまうと、話が退職するかどうかの再検討に戻ることがあります。
相手の指摘を認めつつ、自分の結論へ戻しましょう。
心配するように「まだ1週間だよ?」と言われた場合
上司が責めているのではなく、
「判断が早いのでは?」
と心配している場合があります。
そのときは、
「おっしゃる通り、短期間での判断になってしまったことは申し訳なく思っています。ただ、自分なりに考えた結果、退職したいという気持ちは変わりません」
と返せます。
相手の意見を否定せず、最後に退職意思を伝えます。
強めに「1週間で何がわかるの?」と言われた場合
少し強い口調で言われると、焦って理由を長く説明したくなることがあります。
その場合も、
「短期間での判断だということは承知しています。ただ、実際に勤務したうえで今後について考え、退職したいと判断しました」
と返す方法があります。
相手を説得するために、不満を次々と追加する必要はありません。
「せっかく採用したのに」と言われた場合
採用や教育に時間がかかっていることを言われると、罪悪感を感じやすくなります。
その場合は、
「採用していただいたにもかかわらず、このような結果になってしまい申し訳ありません。ただ、今後勤務を続けることは難しいと考えています」
と返せます。
謝罪はしても、「だから続けます」と結論まで変える必要はありません。
「もう少し続けてみたら?」と言われた場合
入社1週間では、
「まだ慣れていないだけ」
「あと1か月続けてみて」
と引き止められることもあります。
退職意思が変わらないなら、
「お気遣いいただきありがとうございます。ただ、自分なりに十分考えたうえで決めたことなので、退職の意思は変わりません」
と返します。
ここで、
「そうですね、もう少し考えます」
と答えると、本当は辞める意思が固まっていても、まだ交渉の余地があると受け取られることがあります。
より詳しい返し方は、関連記事の「試用期間で「もう少し続けてみたら?」と言われたときの断り方」で紹介しています。
「何が合わなかった?」と聞かれたらどうする?
退職理由として「合わなかった」と伝えると、
「具体的に何が?」
「仕事内容?」
「人間関係?」
と質問されることがあります。
その場合は、
「一つのことだけが理由ではなく、実際に働いてみて自分には長く続けることが難しいと感じました」
とまとめる方法があります。
さらに、
「誰かと合わなかったの?」
と聞かれても、特定の人の名前を出したくなければ、
「特定の方との問題ではなく、職場全体との相性を含めて考えた結果です」
と返せます。
詳しい答え方は、関連記事の「試用期間の退職で「何が合わなかった?」と聞かれたときの答え方」も参考にしてください。
上司と話す時間が取れないときはどうする?
入社1週間では、まだ上司との関係ができておらず、
「いつ声をかければいいかわからない」
ということもあります。
さらに、上司が忙しくてなかなか一対一で話せないケースもあります。
その場合は、まず面談の時間をお願いしましょう。
対面で声をかけられる場合
仕事の合間に、
「少しご相談したいことがあります。今日か明日でお時間をいただけるタイミングはありますか?」
と声をかけます。
この時点ですべて説明する必要はありません。
話す場を作ることを目的にします。
メールやチャットでお願いする場合
直接声をかける機会がないなら、
「お疲れさまです。今後の勤務についてご相談したいことがあります。少しお時間をいただけるタイミングを教えていただけますでしょうか」
と送る方法があります。
詳しくは、関連記事の「退職を伝えたいのに上司と話す時間がないときの切り出し方」(準備中)や「退職を伝えるための面談依頼メール」(準備中)で紹介します。
入社1週間で退職を伝えるときに避けたい言い方
勤務期間が短いほど、申し訳なさから曖昧な表現を使いやすくなります。
ただ、曖昧すぎると話が長引く原因になることがあります。
「とりあえず辞めたいです」
「とりあえず」という表現は、考えが十分まとまっていない印象を与えます。
退職意思が固まっているなら、
「考えた結果、退職したいと思っています」
の方が伝わりやすくなります。
「無理かもしれません」
「この仕事は無理かもしれません」
だけでは、上司からすると、
「では何を改善すればいい?」
という相談に聞こえることがあります。
退職すると決めているなら、
「続けることが難しいと判断し、退職したいと考えています」
まで伝えましょう。
理由を次々と増やす
「仕事内容が違った」
「通勤も大変」
「人間関係も気になる」
と理由を追加し続けると、一つずつ改善案を出されることがあります。
退職意思が固まっているなら、
「一つの理由だけではなく、総合的に考えた結果です」
とまとめる方法もあります。
退職を伝えた後に起こりやすい会話
入社1週間で退職を伝えたあとには、
「理由は?」
「もう少し続けない?」
「判断が早すぎない?」
「いつまで働ける?」
などの話に進むことがあります。
そのため、最初の一言だけではなく、
どこまで理由を話すか
引き止められても意思は変わらないか
勤務期間についてどう相談するか
まで整理しておくと会話を進めやすくなります。
特に「辞めるのは早すぎる」と言われた場合は、関連記事の「入社1か月で『辞めるのは早すぎる』と言われたときの返し方」(準備中)も参考になります。
まとめ|短期間へのお詫びと退職意思は分けて伝える
入社1週間で辞めたいときは、
「こんなに早く言ったらどう思われるだろう」
と不安になりやすいものです。
それでも退職意思が固まっているなら、
「入社して間もない中で申し訳ありませんが、今後について考えた結果、退職したいと考えています」
と、まず結論を伝えます。
「まだ1週間だよ?」と言われても、
「短期間での判断になったことは申し訳なく思っています。ただ、退職したいという意思は変わりません」
と返すことができます。
大切なのは、
短期間で申し出ることへの申し訳なさと、退職したいという自分の意思を混ぜないことです。
お詫びは伝えても、退職意思まで曖昧にする必要はありません。
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