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試用期間で「もう少し続けてみたら?」と言われたときの断り方

退職を伝える

試用期間で退職を伝えると、上司から

「まだ入ったばかりだし、もう少し続けてみたら?」
「慣れれば気持ちも変わるんじゃない?」
「せめてあと1か月だけ続けてみない?」

と引き止められることがあります。

退職意思が固まっているのに、相手が善意で声をかけてくれるほど断りにくく感じることもあるでしょう。

そんなときは、相手の言葉を否定する必要はありません。

まず気遣いや提案へのお礼を伝え、そのうえで「考えた結果、退職意思は変わらない」と返すと話を進めやすくなります。

たとえば、

「お気遣いいただきありがとうございます。ただ、自分なりに考えたうえで決めたことなので、退職したいという意思は変わりません」

という言い方があります。

この記事では、試用期間で「もう少し続けて」と言われたときの返し方を、やわらかく断る場合・はっきり断る場合・さらに条件を提案された場合まで紹介します。

「もう少し続けて」と言われたら何て返す?

最初に意識したいのは、相手の提案に感謝することと、退職意思を変えることは別だという点です。

上司から、

「もう少し続ければ慣れると思う」
「今辞めるのはもったいない」

と言われても、退職意思が固まっているなら、相手を説得し返す必要はありません。

たとえば、

「そう言っていただきありがとうございます。ただ、今後について自分なりに考えた結果なので、退職の意思は変わりません」

と返せます。

ポイントは、

「ありがとうございます」+「ただ、意思は変わりません」

の順で伝えることです。

これなら、相手の気遣いを受け止めつつ、話を戻しやすくなります。

退職意思の強さ別の返し方

同じ「もう少し続けて」と言われた場面でも、自分の気持ちや上司との関係によって言い方は少し変えられます。

ここでは3パターンに分けます。

角を立てずに断りたい場合

上司との関係を悪くしたくない場合は、まず感謝を入れてから断ります。

「お気遣いいただきありがとうございます。そう言っていただけるのはありがたいのですが、自分なりに考えたうえで決めたことなので、退職したいと思っています」

やわらかい表現ですが、「考え直します」とは言っていません。

もう少し短くするなら、

「ありがとうございます。ただ、退職については十分考えたうえでの結論です」

でも伝わります。

意思が変わらないことを明確にしたい場合

何度も引き止められそうな場合や、すでに十分考えたうえで退職を決めているなら、少しはっきり伝えます。

「ご提案ありがとうございます。ただ、退職する意思は固まっており、この点については変わりません」

または、

「お気遣いはありがたいのですが、退職の意思は変わりません。今後の進め方をご相談させてください」

と、次の話題へ進める方法もあります。

「今後の進め方」へ話を切り替えることで、退職するかどうかの話から抜けやすくなります。

お世話になった上司なので強く言いにくい場合

上司に感謝しているほど、はっきり断ることに罪悪感を持つことがあります。

その場合は、

「ここまでいろいろ教えていただいたので、本当に迷いました。そう言っていただけるのもありがたいです。ただ、考えた結果として退職したいという気持ちは変わりません」

と、感謝を少し厚めに入れても構いません。

ただし、最後は必ず結論に戻します。

感謝だけで終わると、

「では少し考えてくれるのかな」

と受け取られることがあります。

「まだ慣れていないだけ」と言われた場合

試用期間では、

「今はまだ慣れていないだけだよ」
「最初は誰でも大変だから」

と言われることがあります。

たしかに、上司から見ればそう感じる場合もあるでしょう。

ただ、退職意思が固まっているなら、

「そういう面もあると思います。ただ、自分なりに今後について考えた結果、退職したいという結論は変わりません」

と返せます。

ここで、

「そうですね、もう少し様子を見ます」

と答えると、本当は辞めるつもりでも話が振り出しに戻ることがあります。

相手の意見を否定せずに、

「そういう考えもわかる。ただ、自分の結論は変わらない」

と分けて伝えるのがポイントです。

「せめてあと1か月」と期限を提示された場合

「ずっと続けて」と言われるより、

「あと1か月だけ」
「次の人が入るまで」

など、期限を区切られる方が断りづらく感じることがあります。

その場合は、自分が対応できるかどうかを分けて考えます。

延長するつもりがない場合

退職日を延ばす意思がないなら、

「ご事情は理解していますが、今後の予定もあるため、期間を延ばすことは難しいです」

と伝えます。

また、

「申し訳ありませんが、あと1か月続けることは難しいです。希望している時期で退職できるようご相談させてください」

という言い方もあります。

ここでも、相手の事情には配慮しつつ、自分の結論は曖昧にしません。

少しなら調整できる場合

完全に断るのではなく、数日程度なら調整できる場合は、

「1か月の延長は難しいのですが、○日頃までであれば調整できる可能性があります」

と、自分が対応できる範囲を明確にする方法があります。

ただし、無理に譲歩する必要はありません。

「申し訳ないから」と、その場でできない約束をしない方がいいでしょう。

退職日そのものを延ばしてほしいと言われた場合は、関連記事の「退職日を延ばしてほしいと言われたときの断り方」(準備中)で詳しく扱います。

さらに別の条件を提案されたらどうする?

「もう少し続けて」という話から、

「では条件を変える」
「部署を変える」
「仕事内容を変える」

と提案されることもあります。

この場合も、退職理由がその条件だけなのかどうかで返し方は変わります。

「部署を変える」と言われた場合

部署異動を提案されたとき、退職理由が特定の部署だけにあるなら迷うこともあるでしょう。

一方で、退職意思がすでに固まっているなら、

「ご提案ありがとうございます。ただ、部署だけが理由ではなく、今後について総合的に考えた結果なので、退職の意思は変わりません」

と返せます。

相手が解決策を出してくれたからといって、必ず受け入れる必要はありません。

「仕事内容を変える」と言われた場合

仕事内容を変える提案をされた場合も同じです。

「ご配慮いただきありがとうございます。ただ、仕事内容だけが理由ではないため、退職したいという気持ちは変わりません」

と伝えることができます。

逆に、「仕事内容が変わるなら続けてもいい」と本当に思うなら、その場で結論を急がず考えるのも一つです。

ただし、退職すると決めているなら、条件交渉の話に入り込まない方が話を進めやすくなります。

「条件を良くする」と言われた場合

給与や勤務条件などの改善を提示されることもあります。

その場合も、

「ありがたいお話ですが、条件面だけが理由ではないため、退職の意思は変わりません」

と返す方法があります。

関連記事:「退職を伝えたら給料を上げると言われたときの断り方」(準備中)も参考になります。

「理由を変えれば残れる」と言われたときは?

上司によっては、

「人間関係なら部署を変えられる」
「仕事内容なら担当を変えられる」

など、退職理由そのものを解決しようとしてくれることがあります。

その場合、退職理由をさらに追加して相手を納得させようとすると、会話が長引きやすくなります。

退職意思が変わらないなら、

「ご提案いただけるのはありがたいのですが、一つの理由だけで決めたことではありません。総合的に考えて退職する意思は変わりません」

とまとめます。

ここで大事なのは、

「何を変えてもらえば残るか」

という交渉に入らないことです。

退職理由を詳しく言いたくない場合は、関連記事の「試用期間で退職理由を詳しく言いたくないときの伝え方|聞き返された場合も解説」も参考にしてください。

引き止められやすくなる言い方

退職意思が固まっていても、言葉の選び方によっては「まだ迷っている」と受け取られることがあります。

特に次の表現には注意しましょう。

「できれば辞めたいです」

「できれば」という言葉は、条件次第では残る可能性があるように聞こえます。

本当に意思が固まっているなら、

「退職したいと考えています」

または、

「退職する意思は固まっています」

の方が伝わりやすくなります。

「今のところ辞めたいです」

「今のところ」という言葉も、

「今後変わるかもしれない」

という印象を与えます。

退職を決めているなら、この前置きは不要です。

「どうしたらいいでしょうか」

退職するかどうかまで上司に委ねるような言い方も避けた方がいいでしょう。

たとえば、

「辞めたいのですが、どうしたらいいでしょうか」

ではなく、

「退職したいと考えています。今後の進め方をご相談させてください」

とすると、退職するかどうかではなく、手続きや進め方を相談する形になります。

何度言っても引き止められる場合

一度断っても、

「もう一度考えて」
「今日は結論を出さなくてもいいから」

と言われることがあります。

その場合は、同じ内容を言い換え続けるより、結論を繰り返します。

たとえば、

「お気遣いいただいていることはありがたいです。ただ、退職については十分考えたうえで決めていますので、意思は変わりません」

と伝えます。

さらに続く場合は、

「申し訳ありませんが、退職するかどうかについては決めています。今後の予定についてご相談させていただければと思います」

と、話題を退職日の相談へ移します。

関連記事:「何度退職を伝えても引き止められるときの言い方」(準備中)

断ったあとは退職日の話へ進める

引き止めを断れたら、いつまでも退職する・しないの話を続ける必要はありません。

次は、

「今後の流れをどうするか」
「いつ頃まで勤務するか」
「引き継ぎをどうするか」

という具体的な話へ進みます。

たとえば、

「退職の意思は変わりませんので、今後の日程についてご相談させていただきたいです」

と切り替えることができます。

こうすると、「退職するかどうか」から「退職に向けてどう進めるか」へ話題を変えやすくなります。

退職日の相談については、今後の関連記事「退職日を上司に相談するときの切り出し方」(準備中)で詳しく紹介します。

まとめ|感謝しても、退職意思まで変える必要はない

試用期間で退職を伝えたとき、

「もう少し続けてみたら?」

と言われることがあります。

そんなときは、

「お気遣いいただきありがとうございます。ただ、自分なりに考えたうえで決めたことなので、退職の意思は変わりません」

と、相手の言葉を受け止めたうえで結論を伝えます。

「まだ慣れていないだけ」
「あと1か月だけ」
「部署を変える」

などと言われても、退職意思が固まっているなら、毎回新しい理由を足して相手を説得する必要はありません。

大切なのは、

相手への感謝や申し訳なさと、退職するという自分の意思を分けて伝えることです。

断ったあとは、退職するかどうかの話を続けるのではなく、退職日や今後の進め方へ会話を移していきましょう。

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