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入社1か月で「辞めるのは早すぎる」と言われたら?上司への返し方

退職を伝える

入社して1か月ほどで退職を伝えると、上司から、

「まだ1か月だよ?」
「辞めると判断するには早すぎない?」
「もう少し続けてから考えたら?」

と言われることがあります。

自分でも勤務期間が短いことを気にしていると、こう言われた瞬間に、

「やっぱりもう少し続けないといけないのかな」

と返答に迷うこともあるでしょう。

ただ、退職意思がすでに固まっているのであれば、勤務期間が短いことへの申し訳なさと、退職するという結論は分けて伝えるのがポイントです。

たとえば、

「おっしゃる通り短期間での判断になってしまったことは申し訳なく思っています。ただ、自分なりに考えた結果、退職したいという意思は変わりません」

と返すことができます。

この記事では、入社1か月で「辞めるのは早すぎる」と言われたときの返し方を、上司の言い方別に紹介します。

「辞めるのは早すぎる」と言われたら何て返す?

まず、上司の、

「早すぎる」

という言葉そのものを否定する必要はありません。

たしかに1か月という勤務期間は短く、上司からすれば「まだ仕事の一部しか経験していない」と感じることもあります。

そのため、

「早くありません」

と反論するより、

「短期間での判断になったことは承知しています」

と受け止めたうえで、

「それでも退職したいという意思は変わりません」

と続ける方が会話を進めやすくなります。

基本形は、

「短期間での判断になってしまったことは申し訳なく思っています。ただ、今後について自分なりに考えた結果、退職する意思は固まっています」

です。

勤務期間については認める、退職意思については譲らない。

この2つを分けて考えると返しやすくなります。

上司の言い方別の返答例

同じ「早すぎる」という内容でも、上司の言い方によって受ける印象は違います。

相手の意図に合わせて、少し表現を変えても構いません。

心配するように「もう少し様子を見たら?」と言われた場合

上司が責めているのではなく、

「慣れる前に辞めるのはもったいない」

という気持ちで声をかけている場合があります。

その場合は、

「お気遣いいただきありがとうございます。もう少し続ければ変わる部分もあると思います。ただ、自分なりに考えたうえで退職を決めていますので、意思は変わりません」

と返せます。

相手の考えを完全に否定せずに、自分の結論へ戻します。

もう少し短くするなら、

「そう言っていただけるのはありがたいです。ただ、退職については十分考えたうえで決めています」

でも伝わります。

強めに「1か月で何がわかるの?」と言われた場合

強い口調で言われると、焦って退職理由を一から説明したくなることがあります。

しかし、相手を納得させるために理由を増やし続ける必要はありません。

たとえば、

「短期間ですべてを判断できるわけではないということは承知しています。ただ、実際に勤務したうえで今後について考え、退職したいという結論になりました」

と返せます。

さらに強く、

「もう少し働かないと判断できない」

と言われた場合も、

「そのようなお考えがあることは理解しています。ただ、退職する意思については変わりません」

と同じ軸で返します。

「せっかく採用したのに」と言われた場合

採用や教育にかかった時間について言われると、申し訳なさが強くなることがあります。

その場合は、

「採用していただき、教えていただいた中でこのようなお話になってしまい申し訳ありません。ただ、今後勤務を続けることは難しいと考えています」

と返せます。

謝罪はしながらも、

「申し訳ないので残ります」

という結論にはしないことがポイントです。

「あと数か月やってから決めれば?」と言われた場合

「早すぎる」と言われたあと、

「3か月は続けてみたら?」
「試用期間が終わるまでやってみたら?」

と、具体的な期間を提案されることがあります。

退職意思が固まっているなら、期間の長さについて議論するより、自分の結論を伝えます。

延長するつもりがない場合

「ご提案いただきありがとうございます。ただ、期間を延ばして考えるというより、今の時点で退職したいという意思は固まっています」

と返す方法があります。

また、

「申し訳ありませんが、試用期間が終わるまで続けることは考えていません。退職に向けた今後の進め方をご相談させてください」

と、話題を次の段階へ移すこともできます。

本当に少し迷っている場合

まだ退職を完全には決め切れていないなら、その場では、

「少し考える時間をいただけますか」

と伝えても構いません。

ただし、退職意思が固まっているのに、角を立てないためだけに、

「考えてみます」

と言うのはおすすめしません。

相手は「まだ残る可能性がある」と受け取るため、同じ話を繰り返すことになりやすいからです。

「何が嫌だったの?」と聞かれたらどうする?

「辞めるには早すぎる」という話から、

「そもそも何が嫌なの?」
「仕事のどこが合わないの?」

と退職理由を聞かれることがあります。

詳しく話したくない場合は、

「何か一つが原因というより、実際に勤務した中で、自分には長く続けることが難しいと感じました」

とまとめることができます。

さらに、

「仕事内容?」
「人間関係?」

と聞かれた場合も、

「特定の一つではなく、働き方や自分との相性も含めて総合的に判断しました」

と返す方法があります。

詳しい理由を話したくない場合は、関連記事の「試用期間で退職理由を詳しく言いたくないときの伝え方|聞き返された場合も解説」を参考にしてください。

「何が合わなかった?」とさらに聞かれた場合は、「試用期間の退職で「何が合わなかった?」と聞かれたときの答え方」でも詳しく紹介しています。

「慣れれば変わる」と言われた場合

入社1か月程度では、

「今はまだ慣れていないだけ」
「仕事がわかれば楽になる」

と言われることもあります。

上司の言うことが間違っているとは限りません。

ただ、それを理解したうえでも退職すると決めているなら、

「慣れれば変わる部分があることは理解しています。ただ、それも含めて考えたうえで、退職したいと判断しました」

と返せます。

相手の意見を否定するのではなく、

「それも考慮したうえで決めた」

と伝える形です。

「もう少し続けて」と引き止められた場合

「早すぎる」という指摘から、そのまま本格的な引き止めに進むこともあります。

たとえば、

「あと1か月だけ」
「もう少し仕事を覚えてから」
「環境を変えるから」

などです。

そんなときは、毎回違う理由を付け加えるのではなく、同じ結論を繰り返します。

やわらかく断りたい場合

「いろいろ考えていただきありがとうございます。ただ、自分の中では十分考えたうえでの結論なので、退職の意思は変わりません」

と返します。

提案への感謝を先に伝えることで、強い拒絶になりにくくなります。

はっきり断りたい場合

何度も同じ話が続いているなら、

「申し訳ありませんが、退職するかどうかについては決めています。今後の日程についてご相談させていただきたいです」

と、退職そのものを議題から外してもいいでしょう。

「もう少し続けて」と言われた場合の返し方は、関連記事の「試用期間で「もう少し続けてみたら?」と言われたときの断り方」も参考にしてください。

申し訳なさと退職意思を混ぜない

入社1か月で辞めるとき、特に注意したいのが、

申し訳ないから辞める意思まで弱く表現してしまうこと

です。

たとえば、

「迷惑ですよね……。できれば辞めたいと思っているのですが……」

と伝えると、相手からすると、

「では続けられる方法を考えよう」

という話になりやすくなります。

代わりに、

「短期間での申し出になってしまい申し訳ありません。ただ、退職の意思は固まっています」

と、2つを分けます。

謝罪をしても、退職意思まで謝る必要はありません。

退職意思が伝わりにくい言い方

「早すぎる」と言われたあとに話が長引きやすい表現があります。

退職すると決めている場合は注意しましょう。

「今のところ辞めたいです」

「今のところ」と付けると、

「少し経てば変わるかもしれない」

と受け取られやすくなります。

意思が固まっているなら、

「退職したいと考えています」

と伝えれば十分です。

「できれば辞めたいです」

「できれば」も、条件次第では残れるように聞こえます。

本当に退職するつもりなら、

「退職の意思は固まっています」

の方が明確です。

「もう無理です」

退職意思は伝わりますが、これだけでは感情的な印象になりやすく、

「何が無理なの?」

とさらに話が広がることがあります。

「今後勤務を続けることは難しいと判断し、退職したいと考えています」

と少し整理して伝える方が会話を進めやすくなります。

「退職理由を改善する」と言われた場合

上司が、

「仕事内容を変える」
「担当を変える」
「勤務時間を調整する」

などの改善案を出すこともあります。

ここで、退職理由がその条件だけなら考え直す余地があるかもしれません。

一方で、退職意思が変わらないなら、

「ご配慮いただきありがとうございます。ただ、一つの条件だけが理由ではなく、総合的に考えて決めたことなので、退職の意思は変わりません」

と返せます。

改善案を一つずつ否定するのではなく、

「その条件だけが原因ではない」

とまとめると、話が長引きにくくなります。

退職するかどうかの話から、今後の話へ移す

退職意思を何度か伝えても、

「でも早いよ」
「もう少し考えて」

という話が繰り返される場合は、会話のテーマそのものを変えます。

たとえば、

「短期間での申し出になったことは申し訳なく思っています。ただ、退職する意思については決めていますので、今後の日程についてご相談させてください」

と伝えます。

これにより、

「辞めるべきか」

から、

「辞めるまでをどう進めるか」

へ話を切り替えられます。

今後は退職日、最終出社日、引き継ぎなどの相談に進むことになります。

入社1週間で辞める場合との違いは?

入社1週間でも1か月でも、短期間で退職を伝えるという点は同じです。

ただ、1か月ほど勤務している場合は、

「ある程度仕事も見えてきたはず」
「もう少し続けたら慣れるのでは」

という反応をされやすくなります。

そのため、

「短期間ですが、実際に勤務したうえで考えた結果です」

という言葉が使いやすくなります。

入社してまだ1週間程度の場合は、関連記事の「入社1週間で辞めたいとき上司に何て言う?」も参考にしてください。

まとめ|「早すぎる」は認めても、退職意思まで引っ込めなくていい

入社1か月で退職を伝えると、

「辞めるには早すぎる」

と言われることがあります。

そのときは、無理に、

「早くありません」

と反論する必要はありません。

「短期間での判断になったことは承知しています。ただ、十分考えたうえで退職したいと決めています」

と伝えれば十分です。

「まだ慣れていない」
「もう少し続けて」
「せっかく採用したのに」

と言われても、退職意思が固まっているなら、毎回理由を増やして相手を納得させる必要はありません。

大切なのは、

勤務期間が短いことへの配慮と、退職するという結論を別々に伝えることです。

退職するかどうかの話が続く場合は、

「退職の意思は変わりませんので、今後の日程についてご相談させてください」

と、次の段階へ会話を進めましょう。

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